2013.11.6 金丸座での坂東玉三郎特別公演(その1)地唄舞 [幸せな暮らし]
※ 昨年は入院前日の11月1日に観た玉三郎特別公演、
今年も行われるので10月31日に出かけて参りました。
昨年の特別講演の記事はこちらですので、
比べてみるのもいいかと思います。
http://aoitori-net.blog.so-net.ne.jp/2012-12-14
昨年も今年も共に初日に鑑賞することになった玉三郎の金丸座での特別公演、
今回はどんな舞を目にすることが出来るのでしょう?
期待を抱きながら午前10時バスで松山を出発しました。
写真ではあまりはっきりしませんが、桜の葉が少し赤味を帯びてきていました。
ここを過ぎてから初めて金丸座の入場券が配られます。
毎度のことですが、一番いいA席でも座席の指定は全く出来ないので運次第なのです。
(金丸座のA席は大阪松竹座の1等席よりも1,000円高いのですが)
ドキドキしながら封筒を開けると・・・何と舞台下・正面のマス席ではありませんか!
しかもかなり前、。前過ぎもせず申し分なしの場所、今までで1~2番にいい座席です。
マス席は前に2人、後ろに3人座るようになっていますが、
後ろに当たったら身動きひとつ出来ぬ窮屈さです。
こうなったら早く並んで前側に座るようにしなくては。
バスは2時間程で琴平に到着、いつもお馴染みのお店で昼食です。
各旅行会社はそれぞれ専属のようなお店を確保しているのでしょう。
この後は各自自由行動になっているので大急ぎで食事を済ませました。
ツアーでご一緒の皆さんが席を立つ人が少ないうちにお店を出て金丸座へ向かいます。
春の金毘羅大芝居の時には人の行列が続くこの道ですが、まだ閑散としていました。
金丸座の前に着くと10人に満たない人が入り口前に置かれた縁台に腰かけているだけ。
開場まで1時間以上もあるので、私も縁台に座りプログラムを見て演目の予習を。
開場の2時頃には建物前の広場は観客で埋め尽くされ、こんな形での入場です。
ここから先の画像はすべてパンフレットからのものです。
写真撮影は一切認められていませんので。
私の座席はここでした。 首尾よく前の席に余裕で座れました。
午後3時、幕が開き玉三郎の地唄舞「鉤簾(こす)の戸」が始まりました。
三井家の当主に寵愛された祇園の芸妓・のぶの作詞。
18世紀末頃に作られました。
浮草は
思案の外(ほか)の誘ふ水
恋が浮世か浮世が恋か
ちょっと聞きたい松の風
問へど答へも山時鳥
月やは物の
やるせなき
癪にうれしき男の力
じっと手に手を何も言はず
二人して釣る蚊帳の紐
前半は恋に思い悩む様子や思慕の情が唄われ、
後半は思いを寄せる男性から介抱してもらい、やがて二人で一緒に蚊帳を吊ることにより
女性の恋が成就するというストーリーなのだそうです。
玉三郎が手にしている団扇の動きが女性の心の動きを表していました。
平成3年にMOA美術館で上演されて以来劇場では初めての公演という貴重な演目でした。
20分の休憩後は同じく地唄舞・「由縁(ゆかり)の月」です。
18世紀の半ば頃に作られたのですが、作詞者は不明とか。
「夕霧伊左衛門」に取材した作品と言われているそうです。
好きでもない人に身請けされた遊女が、今まで苦界だと思っていた廓を離れることで、
これからは想い人にも逢うことが出来なくなる悲しみを、水に映る月影に寄せて嘆く
姿を描いているので、この内容が夕霧の身の上と重ねて見る事が出来るからなのでしょう。
ここまでで第一部が終了。
30分間の休憩後第二部が始まるのですが、それは次回にいたします。
女性よりもきれいですね。^^
by Baldhead1010 (2013-11-06 05:06)
玉三郎公演を特等席で地唄舞を・・
素敵な一日を過ごされましたね。
第二部も楽しみです。
by kemm (2013-11-06 05:37)
良い席でご覧になられて良かったですね!
こういうのって見る人にも文化に対する知識も必要なんでしょうねぇ。
青い鳥さまはさすがです。私にはちんぷんかんぷんです。
by ChatBleu (2013-11-06 06:13)
芸を堪能されましたね!
それにしても金丸座はだんだんメジャーになってきましたね。
by 斗夢 (2013-11-06 06:23)
いい席で鑑賞はよかったですね。
せまい席は苦手^_^;
歌舞伎、みたいですが、機会がないです。
能は実家で観ることができるのですが・・・
今はマイペースというより、仔猫時間に合わせて楽しんでいます(^○^)
最低気温がひとけた、猫ともども寒い~~
by green_blue_sky (2013-11-06 06:41)
良い席が確保できてよかったですね。 この分野にはほとんど知識がないので何とも・・・・
by takenoko (2013-11-06 07:06)
金丸座や歌舞伎をわかってないと楽しめませんね。座席番号見てもこれがマス席のここなんてわからーーん(笑)ワタクシならば、吉本のお笑いで十分~~~(-。-;)
by こいちゃん (2013-11-06 09:08)
おはようございます
(^^)/
by はくちゃん (2013-11-06 09:10)
良い席で観賞は理想ですが、思うようには行きません。
(私の場合は頂き物のチケットが多い所為で)
古典もの(特に歌舞伎には縁がない)
落ち着いて楽しめる暮らしも必要な時期になりました・・・
by 侘び助 (2013-11-06 11:33)
歌舞伎は見たことがないので、
何ともコメントしようがありませんが、
食事はとてもおいしそう♪
by Loby (2013-11-06 21:32)
すごいきれいですね。
見とれてしまいます。
いつか観てみたいです。
by いいだや (2013-11-06 21:41)
玉三郎、色っぽいですね。
歌舞伎は1度しか見た事なく、かねがね、見たいですが
高くって手が出ません。良い席で見られてよかったですね。
by OMOOMO (2013-11-06 23:59)
やや上手側、最高の席で観賞できて良かったですね。一流の芸能を生で観るのは本当に良いです。今日は1日研修で成田と上野へ行きます。
by 袋田の住職 (2013-11-07 05:12)
一度行っておけば座席取りもこつを覚えましたね。
爺も芝居が見てみたいですが、町には年に1度位しか来ないようです。
by 旅爺さん (2013-11-07 09:06)
写真でも美しい玉三郎さんですね。
男性だから出せる女性らしさというものがあると思います。
by ゆみっさ (2013-11-11 22:50)