SSブログ

2013.12.15 GLENN MILLER ORCHESTRA Japan Tour 2013 [コンサート]

平年より23日も早く、11月中に初雪を観測した松山でしたのに、
12月3日に、何と高砂百合が咲きました。

連れ合いの実家の庭にどこからか種が飛んできて、
ひょろひょろと茎を伸ばしたのは知っていましたが、
蕾らしきものが出来ても「この寒さではとうてい開花は無理」と思っていたのです。

予想に反して、頑張り屋さんの高砂百合はこのように咲きました。
これは記録しておくに値すると思いますので
今日のブログタイトルとは異なりますが画像をUPいたします。
P1110881.JPG


さて、ここからが本題です。
12月5日、グレンミラー・オーケストラのコンサートに出かけて参りました。
P1110902(1).jpg

グレン・ミラーと言えば、高校時代に映画「グレン・ミラー物語」を観た事を記憶しています。
グレン・ミラーが苦労しながらも成功していく様子がよく分かるストーリーでしたが
彼の音楽的才能を認め励ます妻、ミラー夫妻のお互いを思いやる姿にも感動したものです。

今回のJapan Tourは東京で3回、大阪と北海道でそれぞれ2回、
その他の都市で9回、合計16回の公演です。
中・四国では愛媛だけが開催地、これはどうあっても出かけなくては・・・と
チケットを入手したのでした。

開演のベルが鳴り、客席のライトが消えると、
学生風の男性が幕の前に置かれたマイクの前に立ちました。
「皆さん、こんばんは。愛媛大学附属中学校の吹奏楽部です。
先ず私たちの演奏を聞いて下さい。」

一瞬、何が起こっているのだろう?と思いました。
客席からは「え~~っ」[バッド(下向き矢印)]との声も上がり、アナウンスした生徒さんが気の毒なくらいです。

幕が開き、中学生の演奏が始まりました。
良く知られている「茶色の小瓶」。
愛媛大学附属中学校は、息子の出身校ですから、我慢して聞いてあげなくては・・・。
吹奏楽部と言えば男性が多いのかと思っていましたが、殆どが女性なのは驚きでした。
人数がそう多くない為か音量が少し足りない、リズム感ももう少し・・・仕方ないですね。

1曲目が終わり再び生徒さんのアナウンス、
「次はグレン・ミラーのメンバーの方にも参加していただきます。お楽しみ下さい。」
目の覚めるような赤のジャケット姿のメンバーが4人加わり、イン・ザ・ムードを演奏。
指揮はグレン・ミラーオーケストラの指揮者、ニック・ヒルシャーさんが務めました。
彼がグレン・ミラー・オーケストラの指揮者として初めて演奏したのは2012年1月なそうです。
もう少しで2年になるのですね。
P1110903(1).jpg
不思議なものですが、 全く演奏が異なって聞こえました。

続いて制服姿の女子高校生がマイクの前に立ちました。
「松山東高校の吹奏楽部です。1曲目はチャタヌーガ・チュー・チュー
こちらも女子がメンバーの大部分を占めていました。
ただメンバーの数が格段に多いので、音量はまずまず、でもリズム感は・・・(残念)。

2曲目はグレン・ミラーオーケストラのメンバー6人とのセッション。
曲目は「ペンシルバニア6-5000」。
曲の途中に入る「ペンシルバニア6-5000」の掛け声が女声なのには違和感を感じました。
でも、グレン・ミラーオーケストラのメンバーがぐいぐい引っ張るからでしょうね、
演奏が生き生きしていました。 スウィングも少し出来ていたみたい。

二校の演奏が終わり二人の司会者がグレン・ミラーオーケストラの指揮者にインタビュー。
「今回の様なセッションは初めてですか?」の質問に対する答えは
「宮城で大震災の被災者を励ましたくてセッションをしたので、初めてではない」とのこと。
また、「とても喜んでもらえて嬉しかった」とも仰っていました。

「スウィングはとても難しいのですが、どうすれば出来るようになりますか?」との質問には
「スウィングは自分の体の内部から出てくるものなので、説明は非常に難しい。
でも、先ほどの演奏で体を動かして演奏していた時には少し出来ていたのではないか」
とのことでした。

休憩後、いよいよ本命の演奏です。
第一部のオープニングは「ムーンライトセレナーデ
お好きな方はこちらでお聴きになれます。
http://www.youtube.com/watch?v=n92ATE3IgIs
なお、この曲は第一部の終わりから二番目にも再度演奏されたのですが、
この時には指揮者のニック・ヒルシャーが唄いました。
一流の歌手としても知られているだけあって、素晴らしい歌でした。

茶色の小瓶」や
http://www.youtube.com/watch?v=9qxJT6l6kHI

真珠の首飾り」もありました。
http://www.youtube.com/watch?v=RBeiv2OFwLQ
これはグレン・ミラーの原曲なそうで、非常に貴重な音源。
是非お聴きになってみてください。

他にアイ・ガット・リズムアメリカン・パトロールを含む全15曲が演奏された第一部でした。
全15曲のうち、ニック・ヒルシャーがヴォーカルを務めたのが3曲、
女性ヴォーカリストのジュリア・リッチが唄ったものが2曲、
その他オーケストラのメンバーから3人が加わり、
5人で「ムーライト・セレネーダーズ」として唄ったのが2曲でした。
楽器の演奏も出来るし歌も唄える・・・多才ですね[exclamation]

下の写真は女性ヴォーカリストのジュリア・リッチです。
P1110904(1).jpg


休憩後、第二部が始まりました。
チャタヌーガ・チュー・チュー」でスタート。
お好きな方は、映画グレンミラー物語での演奏を映画の画面と共にお楽しみください。
http://www.youtube.com/watch?v=V2aj0zhXlLA

第二部は10曲から構成されていましたが、12月のためか
ザ・クリスマスソング」や「ジングル・ベル」もプログラムに入っていました。
前者はジュリア・リッチがしっとりと情感豊かに歌い、
後者はムーンライト・セレネーダーズが楽しく賑やかに歌い上げました。

9曲目は「イン・ザ・ムード
http://www.youtube.com/watch?v=_CI-0E_jses

そして最後はクロージングテーマとしてこの日3度目の「ムーンライト・セレナーデ

アンコールは「I WANT TO BE HAPPY」でした。
その時々で少しずつ姿を変えていくこのオーケストラですが、
グレン・ミラーの音楽がこうして受け継がれていくことはとても嬉しいことです。
今回は9代目の指揮者の演奏を聴いたことになります。

自分で自分に一足早いクリスマスプレゼントをした今回のコンサートでした。
帰りに目にしたイルミネーションの1つを載せておきます。
P1110895.JPG


2013-12-15 00:03  nice!(47)  コメント(20) 

nice! 47

コメント 20

いいだや

コンサート、良いですね。
楽しいですね。
私はカシオペアのコンサートとお母さんと一緒のコンサートしか行ったことがありません。
by いいだや (2013-12-15 00:57) 

Baldhead1010

生演奏はやはりいいですね^^
by Baldhead1010 (2013-12-15 04:39) 

斗夢

グレン・ミラーは懐かしいです。
中学生、高校生とのセッションはいい企画ですね。
後ほどゆっくり聴かせてもらいます。
ありがとうございます。
by 斗夢 (2013-12-15 05:59) 

kemm

「チャタヌーガ・チュー・チュー」・・映画を思い出し
ながら懐かしく聴かせていただきました。
グレンミラーとの素敵な一日を過ごされましたね。
高砂百合にもびっくりしました。
by kemm (2013-12-15 07:13) 

takenoko

スウィングは日本人とアメリカ人では持って生まれた感性が違いますね。
by takenoko (2013-12-15 07:15) 

green_blue_sky

生演奏は楽しかったでしょう。
グレンミラー物語、テレビで観ています。何回も再放送され感動しますし、いい曲が多いですね(^○^)
茶色の小瓶、真珠の首飾りが好きです。
映画のDVDを購入しよう^_^;
松山のほうが千葉より寒い?
by green_blue_sky (2013-12-15 08:13) 

ゆきゆき

高砂百合、がんばりましたね。
今年は植物の開花がさまざまで惑わされました。
by ゆきゆき (2013-12-15 11:24) 

johncomeback

グレン・ミラー懐かしい感じがします。
生の演奏、しばらく聴いてないなあ(*´∇`*)
by johncomeback (2013-12-15 11:29) 

ChatBleu

百合、綺麗ですね。
でも、ご主人のかつてのセリフを思い出すと、なんだか。。。。
前座に中学生・高校生が演奏したんですね。
音楽系は女子が多いですよね。
私の高校時代、男女が3:1の学校ですら、吹奏楽部は女子が多かったです。
by ChatBleu (2013-12-15 12:56) 

侘び助

来年の幸の先取り~季節外れの百合の花
by 侘び助 (2013-12-15 13:28) 

テリー

生のコンサート、十分に楽しまれたことでしょう。

by テリー (2013-12-15 14:54) 

こいちゃん

生コンサート、地元の学生さんも出てくるのですか。良い経験になるからと申し込むんでしょうね。芸術を楽しまれていますねー
私は・・そういうのは一切ダメな人間です(笑)
高砂百合って久しぶりに見た感じします。
by こいちゃん (2013-12-15 16:07) 

はくちゃん

おはようございます
(^^)/

by はくちゃん (2013-12-16 09:03) 

旅爺さん

グレンミラー・オーケストラが来たなんて百合と同じ狂い咲きのようです。笑
もう数十年前の頃はよく聞いてました。凄いのが聴けて良かったですね。
でも前座は少し物足りなかったようですが、当たり前ですね。
by 旅爺さん (2013-12-16 09:16) 

U3

わたしにとってグレン・ミラーといえば「茶色の小瓶」です。
高砂百合健気です。
by U3 (2013-12-16 18:25) 

johncomeback

再コメントで申し訳ございません。
愛媛の第三の鯛めし情報ありがとうございます。
来年も四国に行く予定なので、その鯛めしも食べたいと思います。
by johncomeback (2013-12-16 22:20) 

Loby

楽しみで演奏するものと、
演奏で生活するもの。
生活がかかっていますから、
その差は想像もできないくらい大きいでしょうね。
そこがプロとアマの差ですね。

by Loby (2013-12-17 06:05) 

green_blue_sky

PS
2にゃんがいると、大変なことが多いですが、ほっとするときは心地よいものがあり、大変さを忘れます(^○^)
マップおじさん、19歳という高齢ですから、おとなしくなりました。よく食べてよく飲んで気持ちよく過ごしました。無事来年の春を迎えてほしい。
by green_blue_sky (2013-12-17 19:12) 

ponpei

一度経験があります。妙なのが出てきて演奏しました。主催者に「こんなのは詐欺だ」と抗議しました。
by ponpei (2013-12-28 15:19) 

てっちゃん

懐かしいですね。映画は、もちろんですが、何度も観たりしています。
若い時代を思い出します。ム-ンライトセレナ-ドは、好きで、踊り
疲れたことなど・・・。 現在もベニイ-・グッドマンと合わせ、古い
LP盤を、CDでも聞いています。 ライブ・生演奏では、最高でしょう。
by てっちゃん (2014-01-26 10:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。