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2014.6.5 予土線3兄弟ツアー(その3) [観光]

         前回の続きです

前回の記事の終わりにあった珍しい駅・・・・ここです。
駅舎とホームがとても高いところにある
ホームが高い所にあることは、都会では少しも珍しくはありませんが、
この土地ではとても珍しいはずです。
この駅が昭和49年(1974年)に作られたことを考えると尚更です。
町内(四万十町)の大正にある高校に通う学生が主な利用者なのですとか。

この階段を上って行かねばなりません。
写真で見える最後の階段から更にまた階段を登ります。
足が悪くなってからでは、とても来ることはできません[ふらふら]
P1120645.JPG
アーケード状の屋根の上に白い長方形が見えますが、それが「JR十川駅」の表示。
その上の方にこげ茶色の鉄パイプの柵が見えるところが駅のホームです。

                     
十川(とおかわ)駅です。
民家の屋根がホームより下にありますね。
P1120647.JPG


この町は街灯に鯉のぼりの飾りがついていましたが、
そればかりでなく各家々の門前にも小さな鯉のぼりが飾ってありました。
又川を挟んだ両側の山の頂から沢山の鯉のぼりがワイヤーに繋がれて泳いでいました。
有名な 十和の鯉のぼりの川渡しです。 500匹もの鯉のぼりなそうです。
一体どのようにして飾ったのでしょうね?
P1120651.JPG
翌日の5月18日までが川渡しの期間だったそうで、見ることが出来てラッキーでした。


ホームで待つことしばし、午後2時5分、海洋堂ホビートレインがやってきました。
3兄弟のうちの次男です。
途中駅からの乗車ですが、席に座れるでしょうか?  難しいかも・・・[バッド(下向き矢印)]
P1120653.JPG


この列車、横の姿はこんな風です。
P1120664.JPG


2両編成に見えますが、後ろの車両はサイクルトレインと呼ばれているもので、
サイクリングをしている人のみが自転車と一緒に乗れるのです。
釣り輪から下がっている紐で自転車のハンドルを結わえて、自転車を手で支えて乗車します。

従って1両目がどんなに混んでも2両目に乗ることは許されません[ちっ(怒った顔)]
普通の乗客は1両目にしか乗れないのです。
ちなみに、2両目の乗客は僅か2名でした。
1両目が激混みでしたので、2両目が空いているのを見た外国人の乗客から
Unfair !  との声が上がっていました。

こんな時には機敏な動作が必要です。
この列車、1時間23分の乗車で宇和島まで行くのですから、座れなかったら大変です。 
運よく座れました[グッド(上向き矢印)]
天井も床も恐竜などの絵で覆われています。
P1120655.JPG


P1120656.JPG

午後3時28分、今朝トロッコ列車で出発した宇和島駅に着きました。
反対側のホームには既にこれから乗車する列車が入線しています。
今度は何に乗るのでしょう?
P1120658.JPG


9分の待ち合わせで鉄道ホビートレインに乗車です。3兄弟の三男です。
これに関しては5月28日に「最近目にした可愛いもの」の記事に取り上げています。
観光列車との位置づけなのに、運行は定期列車という不思議な存在なのは、
海洋堂ホビートレインと同じです。
P1120683.JPG

僅か1両編成、おまけに途中から通学帰りの学生さんたちが乗り込んで来て、大変な混雑。
GWには積み残しが出たそうですが、無理ないことです。
この列車で観光客を呼び込もうとの考えは「少し違うのでは?」と思うのですが・・・。
観光客狙いなら、臨時列車扱いにして何らかのイベントを企画するべきかと思います。
そうでないなら、車両の数を増やすべきでしょう。
通常の通勤や通学列車と観光客を一緒に1両に乗せるには無理があると思うのです。

それにこの先頭部分・・・キハ32形を魔改造したとまで揶揄する人もいます。
どう見ても「犬の口輪状態」に見えてしまう私でした。

そんなことを考えている間に35分間の乗車時間が過ぎ、午後4時12分近永駅に到着。
これで3兄弟全てに乗車したことになります。
P1120685.JPG

ここから貸切バスで宇和島駅に戻り、
午後5時9分発の特急宇和海22号で松山に戻りました。


予土線は列車の本数が少ないので1日で3つの観光列車に乗り、
しかも途中で下車して沈下橋を渡る体験まで入れ込もうとすると、
このような方法をとらざるを得ません。
最後に思わぬ証明書を色々貰えて、ビックリの私です。
スタンプラリーのスタンプは、私達が乗車中に添乗員さんが懸命に押して下さったのです。
乗客で混んでいる車中で席を立ったら最後、2度と座ることは叶いませんものね。
感謝、感謝。
P1120792(1).jpg

P1120791(1).jpg


P1120790(1).jpg


P1120793(1).jpg


最後の松山駅で思いがけないものを目にしました。
まだ公式にはお披露目されていない8600系の特急列車です(画面向かって右端)。
こんなところに、無造作に置いてもいいのでしょうか?
P1120691(1).jpg

試運転で何度か走行しているようですが、公式のお披露目は6月21日とのことです。


2014-06-05 00:21  nice!(29)  コメント(14) 

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コメント 14

Baldhead1010

観光目的にunfairはいただけませんね。

四万十川も十川付近と江川崎から下流では趣が変わってきます。
by Baldhead1010 (2014-06-05 04:43) 

斗夢

階段を登って駅舎に着いてもホームはまだその上!
エスカレーターが必要ですね。
by 斗夢 (2014-06-05 05:26) 

kemm

予土線3兄弟・・ゆったりのんびりこんなツアーもいいですね。
こちらで体験できるのはローカル線の旅・・長野まで行ってきた
ことがありますが、生活の匂いがあってこれもまたいいものでした。

by kemm (2014-06-05 05:34) 

green_blue_sky

おはようございます。
数日かけてゆっくりと回りたいところ^_^;
日常生活では体力が必要・・・

今日は雨の予報、関東も梅雨入りしそうです・・・
by green_blue_sky (2014-06-05 06:39) 

旅爺さん

駅の階段は年寄りにはきついですね、でも鯉のぼりは凄いです。
トロッコDCの改造前の新車の時は爺も担当した車両かと思います。

by 旅爺さん (2014-06-05 09:00) 

takenoko

三兄弟とはこのことでしたか、今気づきました。 階段と駅で有名なのは谷川岳の下にある土合駅。すごいですよ。
by takenoko (2014-06-05 09:56) 

袋田の住職

川渡し、こいのぼり、見事ですね!
by 袋田の住職 (2014-06-05 14:17) 

ゆきゆき

階段の上り下りは辛いですね。
この度の京都寺社巡りでは難行苦行でした。
by ゆきゆき (2014-06-05 16:19) 

ChatBleu

3兄弟制覇おめでとうございます。
証明書も出されるのですね。
階段、調子が良い時は軽々ですが、調子悪いと、息も絶え絶え。
まだまだそんな年じゃないはずなのですが、困ったものです。
by ChatBleu (2014-06-05 18:38) 

green_blue_sky

PS
家の事情で日帰りなんですね^_^;
こちらは本日梅雨入り、気温が下がりましたが、湿度が高すぎ・・・
by green_blue_sky (2014-06-05 21:59) 

OMOOMO

完全乗車、おめでとうございます。珍しいツアーですね。
四国もやるなあ。自転車だけの車両なんてあるんですね。
by OMOOMO (2014-06-05 23:13) 

旅爺さん

連日の猛暑も梅雨に入って涼しくなってますね。
今のうちに体調を整えて真夏の猛暑を無事乗り切りましょうね。
by 旅爺さん (2014-06-06 08:38) 

侘び助

お忙しい暮らしの中で、3兄弟に乗る~~
2人だけでも乗せない?特別料金でも払うのでしょうか?
by 侘び助 (2014-06-06 21:13) 

ゆみっさ

観光を当てこんでる列車なのに、
地元の利用者の方と一緒だとちょっと無理があるかもしれませんね。
それにしても「魔改造」とはよく言ったものですね^^:
by ゆみっさ (2014-06-12 23:17) 

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