2014.6.29 ななつ星1泊2日の旅(番外編) ななつ星の車内 [美術鑑賞]
前回(6月27日)の続きです。
前回までの記事でご紹介できなかった写真が沢山あるのですが、
カテゴリーを「旅」ではなく「美術鑑賞」にしたのは、
車内の調度品やいたるところに掲げられた作品が余りに素敵なものばかりだったからです。
全車両の写真を撮って回るよりもゆったりと時を過ごしたかったので
ご紹介できるのは限られた場所のものです。
1号車や2号車で壁面を飾っている作品です。
1号車のラウンジ「ブルームーン」で一番目を奪われたのはこれでした。
直径10cmにも満たないと思える小さな作品、ハチの巣の様子を表したものでしょう。
この細かい細工、実に見事です。
柿右衛門と言えば、「柿右衛門のボタン」と呼ばれる作品が何点かあります。
ごく小さな作品で、こんな風に壁面に飾られているのです。
ピントが合っていないせいで、上の写真では良さが分かりませんね。
ちゃんと拡大したものをご覧ください。
この作品は、柿右衛門氏が「床に埋めて下さい」と話したのだそうですが、
水戸岡鋭治氏は「とても床に埋める気にはなれない」と考えてこのような形で
壁面に飾るようにしたということでした。