青い鳥の幸せさがし: 2011.5.5　こんぴら歌舞伎（その４）藤娘: SSブログ

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2011.5.5　こんぴら歌舞伎（その４）藤娘　[思い出] [編集]

端午の節句ですね。
我が家は、もう鯉のぼりを揚げる事はなくなりましたが
これはしっかりいただきました。

さて、ここからは本題のこんぴら歌舞伎の話に戻ります。

鈴ヶ森が終り20分の休憩後、変化舞踊「藤娘」が始まりました。
舞台中央には大きな古松の大木、その松に絡んだ藤が舞台全体を花房で被っています。
その大木の前には藤の枝を肩にして若い娘姿になった藤の精が佇んでいます。
その艶やかさに、客席からは拍手が。

　♪　人目せき笠　ぬり笠しゃんと　振りかたげたる一枝は・・・

一曲終わると藤の精は松の大木の後ろに姿を消します。

次に藤の花の間から顔を出した藤の精は、近江八景に事寄せて男の移り気を恨み
切ない恋心をしっとりと踊ります。

　♪　男心の憎いのは　他の女子に神かけて　粟津と三井の鐘ごとも・・・

　　　　　　　　　　中村芝雀の藤娘です（画像はプログラムより）

次に衣装を変えて現れた藤の精は可愛らしくお辞儀をして、藤音頭を踊ります。
恋しい人に勧められて、ついお酒を飲み、ほろ酔い気分になった若い娘の嬉しさを見せつつ
艶っぽく踊るのです。
　♪　藤の花房　色よく長く　可愛がろとて酒買うて飲ませたら・・・

最後はいつの間にか夕暮れとなってしまい、藤の精は再び藤の枝を肩にして
名残を惜しみながら姿を消していくのでした。
　♪　空も霞の夕照に・・・

私が藤娘を金丸座で見たのはこれで２度目です。
前回見たのは2001年、やはり今回と同じ7代目　中村芝雀丈が舞いました。
YouTubeには坂東玉三郎の藤娘がありますね。
中村芝雀とは衣装も異なりますが、ご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=sPgtX-ljHi4

2011-05-05 00:07　 nice!(42) コメント(18)

nice! 42

今お山でも藤が満開です＾＾
by Baldhead1010 (2011-05-05 07:02)

今は藤が見所でほんと満開の藤棚は綺麗ですね。
男性とは思えない色気だといつも思います、が、どうして歌舞伎役者は女性が居ないのかな？
by mykaira (2011-05-05 07:35)

玉三郎さんの藤娘・・・女性よりも女らしく・・・拝見しました。
by 侘び助 (2011-05-05 10:14)

おはようございます。
衣装も鮮やかな中村芝雀さんの舞姿見事でしょうね♪
坂東玉三郎さんの艶姿拝見してきました。
衣装も舞姿も妖艶でわたしはこちらを拝見したいかな(笑)
by あら!みてたのね (2011-05-05 10:21)

こんにちわ。
今回はちょこちょこ平日が入ったごーるでんウィークで、愛媛には帰れずでした。
重信の主人の実家の近くは、今頃山藤がいっぱい咲いているだろうなあ。
と思いながら、藤の精を拝見させていただきました。
歌舞伎も、その季節のものが演じられるのですね。
by さくらそう (2011-05-05 10:54)